デッサン初心者が取り組んでよかった課題集5選

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絵描いているゆうちゃ(@yucha_xx)です。

私は3ヶ月ほど前に「絵が描きたい!」と突然思い立って初心者向けのデッサン教室に通いはじめました。

学生時代は趣味でよく描いていたのですが、10年以上のブランクがあるので再びゼロからのスタートです。

2ヶ月間の基礎講座がようやく終わって、達成感に浸っています。

小さな成功体験を積むことって大事ですね。

あと単純に嬉しいです!

 

クリエイターはデッサンを取り入れるべき

これは私が通っているアトリエの代表と同じ考えですが、デザイナー、アニメーター、CGアーティストなど、ビジュアルで表現するクリエイターはデッサンを取り入れるべきです。デッサンは画家だけのものではありません。なぜならものを見て描く訓練をしていると、いざ仕事でスケッチやデザインを起こすときに説得力が増すんですね。リアリティとも言えるでしょうか。ものの形を知っているほうが当然それっぽく見えます。

パソコンの普及によりwebやCGの仕事の需要が増えてきた一方、基礎的なデッサンの勉強をした人と、していない人との格差も少しずつ生まれているとも言えます。

引用:トライトーン

他にも、デッサンを学んで個人的にこんなメリットがありました:

  • 陰影の関係が理解できる
  • ものをよく観察する癖がつく
  • ものの構造を考えるようになる

ここでは講座で学んだことをレポすると同時に、初心者がまず取り組むと良い課題、注意すべきポイント、知ってて得する情報などを紹介していきたいと思います。そしてできたら実際にアトリエに通ってみることをお勧めします。直接指導を受けながら、また他の人の絵を見ることで学べることはたくさんありますから。

 

はじめに知っておくといい豆知識

鉛筆の基礎知識

デッサンには主に鉛筆や木炭が使用されますが、今回は鉛筆を使っていきます。よくHやHBなどの文字が書いてありますがこれは芯の硬さを表します。Fを中心として、Hに行くほど芯は硬くなり、グレーの色が出ます。Bにいくほど柔らかく、色が黒くなります。今までHBが真ん中だと思っていましたが、どうやら違うようです。。。

鉛筆の削り方

絵を描きやすい形に鉛筆をカッターで削ります。芯を長めに出して木の部分も長めに削るのですが、これは鉛筆を斜めにもって紙に塗る時に角が当たらないようにするためです。これをやっておくとすごく描きやすくなります。

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カラーチャートを作成する

それぞれの鉛筆の濃さを知るために最初にカラーチャートを作っておくと便利です。 これを見ながら絵の中で使う色を決めていきます。

http://lowch.com/wp-content/uploads/2015/06/img_2610_uni_5.jpg

引用:1分で読める!違いは?

 

デッサン初心者が取り組むべき課題1: 球体

球体を描いてみる

身のまわりにあるあらゆる物は、簡単な形に分解して考えることができます。なので、最初はベーシックな形をモチーフとしていきます。まずは白い球体を描いてみましょう。

正円になっているか注意しながら形をとります。そして球体の影や濃淡を先ほど作成したカラーチャートを参考に色を塗っていきます(目を細めるとよく見えます)。紙に対してなるべく大きく描くと迫力が出ますね。ポイントは「白いところも塗る」こと、なおかつ「第三者が見ても白い球体だとわかる」こと。慣れるまでさじ加減が難しいですね(汗)。床に落ちる影も塗りましょう。

完成したものがこちら。

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初めて描いたので、ぎこちなくて不慣れな感じが出ています(笑)。

 

デッサン初心者が取り組むべき課題2: 立方体

円が描けたら次は立方体。こちらはパース(2点透視図法)の練習になります。消失点がふたつあるやつですね。立方体の三面が見える位置から、測り棒で辺の角度を測りながら決めていきます。これがなかなか難しいんですが、縦の辺を先に決めるといいです。測り棒を使うときは、棒を垂直に持ち、腕をまっすぐ伸ばします。詳しい使い方はこちら

白い立方体を描いてみる

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色を塗ることにだいぶ抵抗がなくなってきました。右下の線が歪んでしまったのがちょっとおしいですね。

質感のある立方体を描いてみる

単純な立方体からの応用編です。立方体が描けるようになると、かなり上達するそうです。素材の質感にも注目しながら描きます。

測り棒には頼りすぎない方が良いです。頼りすぎると、ガチガチで不自然な形になってしまう恐れがあります。なので最初はフリーハンドで形をとって、簡単に修正するようにしましょう。私は立方体の形をとるのにだいぶ苦労しました^^;

そしてとにかく塗る!塗る!塗る!

白い所がない様にひたすら塗ります。遠慮なくガシガシいきましょう。何度も離れて遠くから自分の絵を見ましょう。1m以上は離れるように!距離を置いて改めて見ると、意外と色が乗ってなくて白く見えたりします。アトリエにいるなら、ついでに他の人の作業を見てみるのもとても面白いですよ。

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私はコンクリートのブロックをモチーフに選びました。ちょっと穴がいびつですが頑張りました(汗)。今まで考えた事なかったけど鉛筆って色んな色や表現が出せて多彩な画像だなと改めて思いました。

鉛筆、恐ろしい子...!

 

デッサン初心者が取り組むべき課題3: 円柱

円柱っていろんなところにありますよね?

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実は日常的によく見かける形です。そして以外と形をとるのが難しい形でもあります。そこで、まずは円柱の形をクロッキーで練習しましょう。まずは何も考えないで描いてみるといいです。形を覚えるために有効なので、見なくても描けるようになるまで何度も描きましょう。

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円柱を描いてみる

ここで、円柱を描くための3つのポイントをご紹介します。完璧に正しい絵を描く必要はありませんが、知っているだけでもよりリアルなものが描けます。

円柱を描くときのポイント

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補助線を引く

まず補助線(アタリ)を引きましょう(①②)。縦の線は円柱の真ん中をまっすく通り、横の線は円の中心を通っていますね。

パース

次に注目してほしいのは、円柱にはパースがついていることです。パースとは、手前のものは大きく見え、奥のものは小さく見えること。なのでAよりもBの幅の方が広く、BよりCの方が広いことになります。

回り込み

そして最後に、円柱の底を見ると、回り込んでいます。角が尖らないように注意しましょう。

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横になった円柱の場合

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横になった円柱は「横になった立方体の中に入っている」と考えるとわかりやすいです。まず底辺の線(①)を引きましょう。底辺の角度が決まったら四角を書き。中心を通る線(②)を引きます。四角のそれぞれの辺に接する円を描き、長さを決め、反対の円も同じように描きます。

少しややこしいですが、この理論を使いつつデッサンをしていきます。

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私は練炭をモチーフに選びました。影の塗りが少し足りなかったのと、ディテールの描き込みが足りなかったのが悔やまれます。やはりこまめに距離をとって自分の絵を確認する癖を付けたいものですね。
他の生徒さんも円柱の形をとるのに苦労してました。それだけすごく難しい形なんですね。今後も挑戦していきたいです。

 

デッサン初心者が取り組むべき課題4: 自分の手

デッサンはひとまず脇に置いて、自分の手をクロッキー帳に描いていきます。まずは自分の手を見ながら、何も考えずに好きなように描きましょう。実際の自分の手より大きく描くのがポイントです。

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できたところで、手の構造を改めて確認してみたいと思います。ものの構造を知った上で形をとり、陰影を付けて質感を乗せることが大切です。ぜひ自分の手で確認しながら読み進めてください。

手のひらと指の長さを知る

まずは手のひらと指、どちらが長いでしょうか?
手のひらの方が若干長いと思います。3:4位でしょうか。そのようにアタリをとりましょう。

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親指の位置を決める

手のひらを4つに分けましょう。実際に親指を動かしてみると分かりますが、親指の骨は左下の位置から始まっています。そして指の先がだいたい人差し指の関節と関節の真ん中に位置します(個人差あり)。

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指を描く

まず、指を2つのグループに分けます。人差指をAとし、中指から小指までをBとします。指先に動きを付ける場合、このふたつのグループは分けて考えると描きやすいかもしれません。人差し指はわりと自由に動きますが、Bのグループの指は1本が動くと、他の指も連動して動きます。

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そして指の付け根ですが、中指から小指に向かってすこしへの字に位置が下がっています。指の長さも確認しましょう。

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手首の位置

手首がどう伸びているかにも注目してみましょう。人差し指の真ん中から小指の真ん中くらいまでの幅があります。

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お疲れさまでした!理論はここまでです。
以上を踏まえながら改めて自分の手を描いてみましょう。

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少し描きやすくなったのではないでしょうか?形にも説得力が出てきました。
鏡を使って、「人から見た自分の手」も練習してみましょう。

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手の形を覚える

さて、今回は手のクロッキーをしてきましたが、クロッキーの目的は「形を覚える」ことにあります。なので手の形をしっかりと記憶に定着させてしまいましょう。
上の画像のように、自分が描いた手の横に簡単なスケッチで同じ形を描いてみましょう。これをやることでだんだん覚えていき、絵が飛躍的に上手くなります。人体を描く場合もぜひ取り入れてみたいですね。

 

デッサン初心者が取り組むべき課題5: 構図

構図を考える

いよいよ最後の課題です!

今まで学んだこと全てを総合して作品を仕上げていきます。今回意識するポイントは「構図」です。2〜3個配置されたモチーフをどうバランスよく紙の中に収めるか考えながら進めていきます。最初はどういう構図で描くかクロッキー帳にメモしながら考えます。構図が決まったらそれをもとに画用紙に向かうと良いです。

今回は色数も多くなるので白黒で表現するのがなかなか大変でした。私は以下のモチーフを選択。

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2日間ひたすらもくもくと作業してました。レンガが少し厚すぎたのと、パースが開いてしまいましたね(汗)。背景も、右上だけオーラが出てるので左も高さを合わせてもう少し塗ったほうがよかったみたいです。

 

デッサン初心者が取り組むべき課題まとめ

デッサン初心者が取り組むと良い課題を今回は私の経験を踏まえてご紹介させていただきました。まずは簡単な形から始めて、球体→立方体→円柱→手(体の一部)→構図と進めてきました。今後は応用編や、さらに複雑なモチーフへの取り組み方などご紹介できればいいなと思っています。

 

ではまた・:*三(  ε:)