日本のボイトレは間違いだらけ?腹式呼吸を練習しても歌声は良くならない2つの理由

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ボイトレ歴7年のゆうちゃ(@yucha_xx)です。

歌がうまくなるにはとにかく腹式呼吸を練習すればいい。

そう思っていませんか?

誤解を恐れずに言うと、腹式呼吸をどれだけ練習しても声は良くなりません

ハリネズミ
 

え?!複式呼吸は必要ないってこと?

まったく必要ないかと言ったらそんなことはないよ。歌に呼吸はとても大切。ただ、声そのものとは関係ないんだよね。

ゆうちゃ
  

今回は呼吸と声の関係を検証していきながら、なぜこの二つは関係ないのか解説します。

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腹式呼吸で歌声は良くならない理由1: 息の量は必要ない

前の記事でEVTのボイトレについてご紹介しました。

関連記事

EVTで学んでから、日本式のボイトレとの違いに驚かされることが度々あります。

日本のボイトレではよく「お腹から声を出して」と言われることがありませんか?

「腹筋を使う」「横隔膜を下げる」「息を流す」なんて表現することもあるかもしれません。

腹式呼吸に対して強いこだわりを感じます。

じゃあ、この腹式呼吸の練習をひたすら続けると歌が上手くなるのか?

実は、高音を出したり、強い音を出すために息をたくさん使う必要はないんです。

音は声帯が肺から出る空気に反発して発生します。

空気の圧力が強すぎると、閉じている声帯が離れて声がひっくり返ったり、声帯にダメージを与えてしまいます。

歌う時の息の量は、必要最低限でOK!

 (ただし音を長く伸ばすために息の量は必要です)

息をたくさん吸ってしまうと、喉頭が少し下がるので逆に高音を出しづらくする恐れがあります。

ベルティングという歌唱法を使う場合も、やりづらくなってしまうんですね。

  

腹式呼吸で歌声は良くならない理由2: 横隔膜はコントロールできない

EVTに出会う前に通っていたボイトレの練習方法でこんなものがありました。

息を吸って横隔膜を下げて、横隔膜を下げた状態で声を出すのだ、と。

これ、どう考えても生物学的に不可能ですよね?

息を吸う時に横隔膜を下げることは可能ですが、吐く時にこの横隔膜の動きを意識的にコントロールすることはできません。

息が肺から出ると自動的に横隔膜も上がってきてしまいます。

呼吸の主導権を握っているのはあくまで声帯

声帯の状態に応じて自然と必要な分の息が入ってくる様に、人間の身体って実はできているんですね。  

なので意識的に横隔膜をコントロールしようとするなんて本末転倒。

声帯をコントロールする方法を訓練したほうがよほど有意義ってものです。

 

効果的な身体の使い方

じゃあ声帯をどのような状態にすれば良い呼吸、安定した良い声になるんでしょう?

ポイントは頭、首、胴体の筋肉を使って声帯を「支える」こと。

この「支える」という概念もメソッドや先生によって色んな定義があると思いますが、ここで言う「支え」は息を支える、呼吸を支える、という意味ではありません。 背中などの大きい筋肉を使って、声帯周りの小さな筋肉を支えて働きやすくする、という意味です。

以前私が参加したEVTのワークショップでは、声帯を支えるエクササイズで参加者の声が劇的に変わるのを目の当たりにしましたが、本当に凄いです!

実際にお見せしたいくらい。

今まで声=息という風に認識してましたが、実は声と空気(息)は直接的には関係ないということがよく分かりました。

 

まとめ

声を良くする3つの方法をご紹介しました。

  • 息を吸いすぎない
  • 腹部を使って息を押し出さない
  • 頭、首、胴体を使って声帯を支える

いかがでしたでしょうか? アメリカ発のボイトレメソッドに興味がある方はこちらからどうぞ!

ではまた| ・ω・)ノ